東京駅からJR横須賀線でおよそ1時間。逗子駅から5分の池田通りにある、黒いテントが目印のお店です。
有名店で修業し、2007年にOPENしました。
地元の方々に愛されるお店を目標に、日々自分が美味しいと思うパンを焼いています。
Q. いつからどんなきっかけでパンの道に進まれたのですか?
服部栄養学校を卒業後、料理人として都内のフランス料理店で働いていました。そのお店でパンを任され焼いているうちに、パンの奥深さやおもしろさに目覚めて、舞浜のシェラトングランデトーキョーベイのベーカリーに転職したのがきっかけです。
フランス料理店では本を読み漁ったり資料を見たりと独学のパン作りでしたが、ホテルでは作る種類や規模がとても大きく衝撃でした。
その後独立を考え始めた時に、個人店のパン作りを学びたいと考えベーカリーの有名店で修業させて頂きました。
Q. パンづくりの魅力、パンづくりのこだわりを教えてください。
パン作りの魅力は、自分の思い描く想像の中での作品が形になることです。パンは仕込みから発酵、焼成、仕上げと、とても工程が長いので思い通りにならないこともしばしば。でも試行錯誤を重ねて完成品ができたときの嬉しさは、今でも心躍る瞬間です。
以前お客様から「とても仕事が丁寧で、商品ではなく作品ね!!」と嬉しいお言葉を頂いたことがありました。10年以上前のできごとですが、今でもその言葉をしっかりと噛みしめながら日々作品を作るような気持ちでパンを作っています。
Q. おすすめのパンやご自身が好きなパンを教えてください。
E.S.の一押しはやはりクロワッサンです。薄い層が何層も重なるクロワッサンは、「ザクザク」ではなく「サクッハラッ」という口あたり。バターの香りがふわりと広がって、あっという間に食べ切ってしまうかも。E.S.スタッフにも人気で、クロワッサンの間にフルーツを挟んでフルーツサンドにしたり、ベーコンやスクランブルエッグを挟んでサンドイッチにしたりとアレンジもたくさん!でもまずはそのままでお楽しみください。
Q. お店の所在地について、その場所を選んだ理由は何ですか?その場所のどこが好きですか?
専門学校の同級生だった妻と当時よくドライブに来ていたのが逗子葉山エリアでした。パン屋さんやケーキ屋さんを何軒もめぐるのが趣味でした。
その当時は店を経営するとはボンヤリとしか考えていませんでしたが、都内に住んで就職をした私たちにとって、毎日空を眺めながら、海の風を感じながら、山の緑の変化を見つめながら自分の好きな仕事ができたらどんなに幸せだろう…と憧れを抱いていました。その理想を実現すべく、飛騨高山での修行後に逗子に移り住みました。
このご縁のあった逗子でたくさんの友人と家族と暮らしていることがとても幸せです。
Q. 今回「毎月PANDA!」に参加された決め手は何ですか?
1番の理由は「面白そう!」と思ったからです。お客様の立場で考えた時に、パンのサブスクはとても興味がある企画です。通信販売は以前から取り扱っているのですが、少しずついろいろな種類が入っている毎月PANDAは、箱を開ける楽しみもありますよね。おうち時間を充実させることが心や体の豊かさにも繋がってくるようになったここ数年に、このようなサービスが始まって今後の楽しみも増えそうです。遠方の知人にもおすすめしたいです。