Q. いつからどんなきっかけでパンの道に進まれたのですか？

阪神淡路大震災をきっかけに木工大工として働き、1993年に西宮の山の麓にトレーラーハウスを建てて独立しました。
周囲には飲食店が無く人通りも少なかったのですが、ある日「こんな山の中にパン屋があったら面白い」と思ったのがきっかけです。
トレーラーハウスを自ら改築し、「山のパン屋Daddys Bakery」を2008年にオープン。
その後2018年に2号店(稲美町)、3号店(須磨区)にオープンし、現在に至ります。

Q. パンづくりの魅力、パンづくりのこだわりを教えてください。

「パン屋をしよう」と一念発起しましたが、ノウハウは全く無し。全て独学で0からのスタートでした。
苦悩もありましたが、「お客様に喜んでほしい」一心で試行錯誤を重ねてきました。
「おいしい」とお言葉を頂いたり笑顔を見ると嬉しいですし、接客を通し楽しくパン作りができました。
パンの主成分である「小麦」に着目し、2016年に淡路島の南あわじ市で試験栽培を始め、翌年から南あわじ市と稲美町で本格栽培を開始しました。
化学肥料、農薬などは一切使用せず、自社農園にて社長自ら土づくり・種まき・収穫を行っています。

Q. おすすめのパンやご自身が好きなパンを教えてください。

おすすめのパンは、「一尺二寸」。
小麦と塩・水だけで作った食パンです。砂糖や卵などを使用していないため、小麦本来の美味しさや香りを楽しんで頂けます。
もう1つは「石臼ブロート」。
自家栽培の全粒粉小麦を80%以上使用した食パンで、天然酵母独特の風味が特徴です。薄くスライスしてお召し上がり頂きたいです。

Q. お店の所在地について、その場所を選んだ理由は何ですか？その場所のどこが好きですか？

パン屋さんは人通りが多い街中にあるイメージが強かったので、郊外の静かな場所でゆったりとした雰囲気を楽しんでもらいたかったからです。

Q. 今回「毎月PANDA！」に参加された決め手は何ですか？

普段気軽にはお越し頂けないような、お店から離れた地域にお住まいのお客様に商品をお届けできるところが魅力です。
冷凍で商品をお届けすることに品質面での不安がありましたが、神戸屋の担当者と打ち合わせをするうちに安心でき、参加することにしました。