長野県松本市に1996年開業しました。
ハード系から総菜、ソフト生地や甘いパンなど幅広いラインナップが特徴。理屈抜きの美味しさを追求し、誰が食べても美味しいと言ってもらえる商品づくりを意識しています。
市内のレストランや保育園、幼稚園の給食のパンも製造しています。
Q. いつからどんなきっかけでパンの道に進まれたのですか?
小学校の同級生にパン屋さんの息子さんがいて仲が良く、遊びに行くとパンを食べさせてもらい、パンが好きになりました。高校生のときにパン屋さんでアルバイトをしてパン作りの魅力を発見し、パン職人になるきっかけが生まれました。
高校卒業後、バイト先のパン屋さんに就職しました。その後、製菓学校で基礎や理論を学びました。パンの香りに惹かれて、直感で有名店に修行を頼み込みましたが、何度も断られました。粘り強く通い続け、修行の許可をもらい、パンの考え方やパンとの生き方、仕事のやり方を学びました。
Q. パンづくりの魅力、パンづくりのこだわりを教えてください。
魅力は一言では言えませんが、日々品質が違う中で、道しるべをすることで自分が思い描いた生地の状態になることです。
こだわりは、本質的な美味しさを提供すること、心の豊かさを意識して、食べて美味しいと思ってもらえることを重要視しています。
Q. おすすめのパンやご自身が好きなパンを教えてください。
お店の中では、修行先の直伝のパンドナチュールとクロワッサンです。クロワッサンは他のお店とは違うとお客様に人気です。
好きなパンは、小学校の同級生のパン屋さんのねじりぱん(ドーナツ)。これは、真似したくてもできません。
Q. お店の所在地について、その場所を選んだ理由は何ですか?その場所のどこが好きですか?
祖父が所有していた土地で、29歳で独立しました。美味しければお客様が来ると思っていましたが、思ったより来店に繋がらず、立地も含めて苦労しました。
少しずつ、近隣のお客様が喜ばれる商品を作ることで定着してきました。隠れ家的な場所にあるので、わざわざ探してこないと辿り着けないところが好きです。
Q. 今回「毎月PANDA!」に参加された決め手は何ですか?
旅行が好きでパン屋さんを巡ることが多く、全国各地のパン屋さんを知りました。
地方でなかなか手が届かないお客様にも、毎月PANDA!を介して当店のパンを手に取って頂きたいと思い、参加を決めました。