Pain au Levain(パン・オ・ルヴァン)は、おしゃれな大人のためのベーカリー&カフェです。
旬の素材や自家製の自然酵母と、厳選された小麦粉をこだわって使用し、毎日美味しく焼き上げるパン。そのパンに合うチーズ、ワイン、ジェラートなど「手の届く贅沢」を目指した、こだわりの品々を取り揃えています。
一番のこだわりはもちろん、美味しいパン。自家製のルヴァン種という天然酵母を使い、職人が丁寧に焼き上げています。
Q. いつからどんなきっかけでパンの道に進まれたのですか?
創業83年になる当店は、祖父がお菓子屋さんとしてスタートしました。
昭和の時代は主に学校給食のパンを作っていましたが、高校卒業と同時に自分の将来を意識するようになりました。
子どもの頃、給食のパンが不味いと友達に言われたことが強烈に心の中に残っており、みんなに美味しいと喜んでもらえるパンを作りたいという思いは無意識の中にあったと思います。東京の専門学校に進みましたが、本格的に製パン技術を学んだのはやはり東京で美味しいパンを焼くお店に就職してからだったと思います。
レストランを併設している、地元で人気のお店で、そこでの経験が今の自分のお店の原点だと思います。
Q. パンづくりの魅力、パンづくりのこだわりを教えてください。
パンは生き物ですので、その日その日、または作る人によって表情が変わります。究極を言えば、決まりは無いとも思います。
どんなパンを作りたいのか、食べたいのか、自分の気持ちに従って試作をする時間はとてもワクワクします。もちろん思い通りのパンができないこともありますが、その考える時間が楽しくもあります。
こだわりとしては、熊本県産の小麦を使うことですが、そのパンの特性を出すためには本場の外国産の小麦をブレンドした方が良い場合もあります。当店はハード系のパンが得意で、バゲットはフランスの伝統的なパンなのでやはりフランスの石臼挽き小麦を少しブレンドするだけで、粉本来の香りを楽しめたりします。
Q. おすすめのパンやご自身が好きなパンを教えてください。
私はパンをワインとチーズで楽しむことが好きです。食卓を豊かな時間にしてくれるパン。そのパンを中心とした食を提案したいといつも思っています。
私が好きなパンは何と言ってもやはりバゲットです。バゲット生地にベーコンやチーズ、ドライフルーツ、旬の地元の野菜などを混ぜ込んで焼き上げたパンは、それだけでいくらでも食べてしまいます。
また、味噌や醤油を使った具材を合わせても美味しいのがパンの持つ不思議な魅力だと思います。
Q. お店の所在地について、その場所を選んだ理由は何ですか?その場所のどこが好きですか?
Pain au Levainは2012年に創業地の熊本南部から離れた中心部の熊本市小峯に開店しました。パンと一緒にワインやチーズを楽しめるお店を作ると決めたとき、その食文化を受け入れてもらいやすい若い世帯が多い地域を選びました。街路樹が綺麗で雰囲気が新しい街道沿いは、私たちが理想とするお店がすんなりと溶け込むことができると思ったのです。
10年の月日で、植栽した樹木も大きく育ちました。季節の良い時は自然の心地良さにそこで時間を過ごすことがあります。テラスでパンとドリンクを楽しむ時間は、お客様にとっても楽しみの一つとなっているようです。
Q. 今回「毎月PANDA!」に参加された決め手は何ですか?
全国のお客様にPain au Levainのパンを食べて頂きたいと思ったのが素直な気持ちです。当店にご来店頂かないとそれが実現できない現状の中で、毎月PANDA!に参加することでそれが叶うなんて素敵なことだと思いました。毎月PANDA!で繋がることができたお客様がいつか熊本を旅行されたとき、ご来店くださったらとても嬉しいですね。